自転車がホームフィットネスマシンに!
自転車を通勤・通学時の単なる移動手段としてだけ使うなんてもったいない。もしくは、休日だけの楽しみにするなんてもったいないですよ。もし、待ちに待った休日に雨が降ったら自転車で出掛けるのを諦めたりしていませんか? せっかく高い買い物をしたんですから、好きなときに思う存分自転車に乗って、サイクリングライフをエンジョイしてみませんか?
自転車は効率の良い有酸素運動が行えるフィットネス効果の高い乗り物です。通勤や通学、休日のサイクリングだけでなく、自宅でもフィットネスマシンとして活用することができるんです。そこで今回ご紹介するのが、「スマートトレーナー」です。とにかくこれさえあれば、好きな時間に好きなだけ、交通事故や天候の心配もなく、限界まで走っても、そこは自宅。すぐにお風呂にも入れるし、何と言っても服装にこだわる必要もありません。だから人目を気にせず、自由な格好でフィットネスとして自転車を楽しめます。
もし、あなたが毎月1万円ほどの月謝を払ってトレーニングジム等に1年間通ったとしたら、最低でも12万円くらいかかっていますよね。更にはジムに通う交通費やウェア、シューズ、飲み物などなど、月謝以外にも費用がかさむばかりです。もちろんジムなどにはシムなりの楽しさがあるのですが、個人的には長続きしませんでした…。
そんな三日坊主な私が今から紹介するスマートトレーナーは、昨年購入して以来、1年以上毎日のように楽しめています。決して安いものではありませんが、年払いでトレーニングジムやフィットネススタジオに通ったと思えば、悪い先行投資ではないはずです。だから本当にお薦めなので、ぜひチェックしてみてください。
では、どんなスマートトレーナーがあるのか、ご紹介していきます。
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スマートトレーナーの種類
スマートトレーナーは大きく分けて3つのタイプが存在します。それぞれの特徴を知って、購入候補を絞り込んでいきましょう。
ダイレクトドライブ方式
最も消音性に優れていて計測精度も高く、負荷も自動調整されるが、高価なものが多いけれど、個人的にはこのタイプを最もおすすめします。自転車の後輪を取り外してから、後輪の代わりにスマートトレーナーを固定します。なお、カセットスプロケットと呼ばれるギアを一緒に購入しておく必要があります。また、取り付けには専用工具も必要です。

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タイヤドライブ方式
後輪の取り外しが必要ないので、セッティングも比較的容易。ダイレクトドライブ方式に比べて安価なものも多いが、消音性は劣る。

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3本ローラー方式
トレーナーに自転車を固定しないので、実際の走行にかなり近いが、転倒の恐れもあるので、少し上級者向けかもしれない。

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【お薦め】ダイレクトドライブ方式
ダイレクトドライブ方式のスマートトレーナーは、少し価格が他のドライブ方式に比べて高めですが、最近では選択肢も増え、新しい世代の新製品が投入されたことで、先代モデルの価格が下がってきており、敢えて先代モデルを購入するのも良いかもしれません。実際に我が家ではTACX NEO SmartとTACX NEO 2T Smartを使用していますが、ホビーユーザーの私には性能差を感じるほど高強度では使用していないので、先代モデルでも十分に使えます。では、お薦め製品をご紹介します。
【GARMIN(ガーミン)】Tacx NEO 2T Smart
GARMIN(ガーミン) Tacx NEO 2T Smart (ZWIFT連動可)
GARMIN傘下のブランドとなったTacxのフラッグシップモデルが NEO 2T Smart です。斬新なスタンドの形状が特徴的で、ダンシング(立ち漕ぎ)した際に少し左右にしなるような動きをしてくれるので、快適なライドが可能です。また、折りたたみが可能なので、収納や持ち運びを考えている方には特にお薦めです。私はこれを使っています。静音性が高く、普段仕事を終えて22時以降に使用していますが、騒音問題もなく快適です。
【製品詳細:GARMIN TACX 解説サイト】
【GARMIN(ガーミン)】Tacx Flux 2
GARMIN(ガーミン) Tacx Flux 2 (Zwift連動可)
セカンドグレードモデルがこちらの Flux 2 です。折りたたみができないですが、自転車を固定したままにしておけるような方、毎回収納する必要のない方にはこちらのモデルがオススメです。私は収納しないので、今となっては、こちらで良かったと思っています。こちらも非常に静音性が高く、夜間でも快適に室内でのライドが可能です。
【製品詳細:GARMIN TACX 解説サイト】
【GARMIN(ガーミン)】Tacx Flux S
GARMIN(ガーミン) Tacx Flux S (ZWIFT連動可)
セカンドグレードモデルの初期型が Flux S です。Flux 2と同様に折りたたみができませんが、初期型ということもあって価格が新品でも在庫処分価格になってきていて、案外狙い目だと思います。実際にこちらも使用していますが、静音性も高く、まだまだ使えます。
【製品詳細:GARMIN TACX 解説サイト】
【WAHOO(ワフー)】KICKR
非常にシンプルな構造で、スタンドのアームを左右に広げることで、トレーニング時の傾きを程良く吸収してくれるので、室内でも快適にライドすることが可能になっています。使用時に左右に広げたアームはたたむ事もできるので、コンパクトに収納することも可能です。駆動部分がむき出しなので、子供が触れないように注意が必要かもしれません。
【製品詳細:WAHOO KICKR 解説サイト】
【WAHOO(ワフー)】KICKR CORE
WAHOO(ワフー) KICKR CORE(Zwift連動可)
こちらも非常にシンプルな見た目です。スタンドはたためる構造になっているので、収納する場合には便利かもしれませんが、そこまでコンパクトになるわけではないので、おまけの機能といったところでしょうか。税込みで10万円以下になってほしいところです。
【製品詳細:WAHOO KICKR CORE 解説サイト】
【ELITE(エリート)】DIRETO XR
ELITE(エリート) DIRETO XR | シマノ 11S カセット付(Zwift連動可)
ELITE(エリート)のフラッグシップモデルは、自動負荷・最大再現勾配24%ということで、かなり高負荷の再現が可能なパワフルモデルとなっています。使用時に左右に広がるスタンド部分もたためるので、コンパクトに収納も可能です。ハイエンドモデルながら、税込みで10万円以下で購入できそうなのも嬉しいですね。
【ELITE(エリート)】SUITO-T
ELITE(エリート) SUITO-T (カセットなし | ZWIFT連動可)
本体がスリム設計なのがポイントのELITE(エリート)のSUITO(スイート)は収納時に150mmという薄型サイズ。ちょっとした隙間に収納できそうなので、使わない時には片付ける場所に困らないのが嬉しいですね。こちらも税込み10万円以下で購入できそうなので、比較的手が出しやすいモデルです。
【SARIS(サリス)】H3
静音性を徹底的に追求したモデル。ライド時はチェーンの駆動音しか聞こえないほどの静音性を実現しており、先代モデルとの比較で5倍の静音性を達成。また別の機会にご紹介しようと思いますが、MP1 Nfinity Trainer Platform はよりリアルな走行体験ができるSARISのアイテムのひとつです。